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スピリチュアル 伝説

プレアデス星団伝説 日本六つの星神話

投稿日:2017年2月27日 更新日:

 

イワンノチュウー六つの星

北海道のアイヌ民族には、つぎのような伝説があります。

 

むかし、ある夫婦に10人の子どもがいました。

 

娘が7人、息子が3人・・娘たちはとても怠け者で、家族の

ために働くことはいっさいなく、1日中遊んでいました。

「アイヌ神話 6の星」の画像検索結果

いっぽう、息子たちは働き者で、朝 早くから夕方 暗くなる

まで畑をたがやし、よく働きました。

 

ぶらぶら遊んでばかりいないで、畑をたがやすのを

                 手伝っておくれ」

息子たちが娘たちに頼みましたが・・

 

「いやよ・・畑をたがやすと手が汚れるでしょ・・・

             そんな仕事したくないわ」

と娘たちは答え。

 

「手が汚れたら、川の水で洗えばいいじゃないか」

息子のひとりがいうと、また娘たちは答えました。

 

「まあこわい!手を洗っているとき、川に落ちたらどうするの」

べつの息子がいいました。

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「そんなの問題ないよ・・・もし落ちたら、川岸の草に  

     つかまればいい、そうすれば絶対に流されないよ」

これに答えて、娘たちはいいました。

 

「まあ、草の葉で手を切ったらどうするの」

そして、とうとう、娘たちはいいました。

 

「わたしたち、星になりたいの・・・星なら、なんにも

                 しなくていいから!」

 

これを聞いた3人の息子たちは怒って、7人の娘たちを

つかまえようと追いかけましたが、娘たちは舟にのって逃げ

ました。

 

息子たちも、さらに舟で後を追いました。

 

けれども、こぎ手が7人もいる娘たちの舟はとても速くて

なかなか追いつけず、娘たちの舟は、とうとう星明かりの空へ

昇っていきました。

「宇宙 アイヌ」の画像検索結果

 

息子たちの舟も、後を追って空に昇っていきます。

 

7人の娘たちが西の空に着いたとき、カムイが娘たちのまえに

現れてこういいました。

 

「おまえたちは、なんという怠けものか・・・とまれ!」

舟はただちに止まりました。

 

カムイは、星になりたいといっていた7人の娘たちを、弱い光の

小さな星に変え、懲らしめのために、1年の畑仕事が終わって

寒い冬が近づく秋に、空に昇ってくるようにしました。

 

7人のうち、いちばん年の若い娘は自分をはずかしく思って、

両手で顔をかくしてしまいました。

 

そのため、7つの星のひとつは姿を消して、6つの星になりました。

 

それからこの星たちは、イワンノチュウと呼ばれています。

*アイヌ語でイワン=6  ノチュ=星

 

イワンノチュウとは、スバル「プレアデス星団」のことです。

 

カムイはまた、よく働く3人の息子たちを讃えて、

一列にならぶ明るい星に変えました。

 

これが、オリオン座のベルトの3つの星です。

「オリオン座のベルトの」の画像検索結果

              採禄 末岡外美夫

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