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生分解するプラスティクとは自然にかえるプラスティク

投稿日:2017年2月3日 更新日:

 

TABI LABO より引用

便利なプラスティク

人類が発明した便利な素材プラスティク。

低コストながらも加工性も高く、生活のあらゆる場所で使われて

いますが、基本的に自然のなかでは分解されず、環境汚染の

大きな原因にもなります。

とくに問題に上がるのが、海洋汚染です。

 

動物が飲み込んでしまったりと、事態は深刻です。

 

そこで立ち上がったのが、インドネシア在住のサーファー

ケビン・クマラさん

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100%の天然素材で超安全な水に溶けるプラスティクを

開発したのです。

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    タピオカの原料

 「キャッサバ」でできたバッグ

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「I AM NOT PLASTIC 」の文字が目を引くこのバッグは、

タピオカの原料を天樹脂を組みあわせて作られたものです。

 

そのため、生分解はとても簡単にできます。

 

海に流れても数ヶ月で生分解され、お湯に入れた場合は

数分で溶けてしまうそうです。

 

もちろん、毒性もありません。

 

クマラさんはプロモーション動画のなかで、お湯に溶かした

バックを飲んで、その安全性を証明しています。

 

さらにバッグの部分だけではなく、印刷に使っているインクも

アルコールを主体とした安全なものを使用するという徹底ぶりです。

 

 

「いつか、すべてを生分解のもにしたい」

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実は、バッグだけではなくストローなどにも展開されています。

代表のクマラさんは、次のように語ってくれています。


 

”もちろんこのプロダクトをインドネシアから世界へとひろげて

いきたいと思っています。

 

しかしすぐに達成することは難しいでしょう。

 

なぜなら、通常のプラスティクは1970年から現在にいたるまで

市場を広げていて、それにくらべると生分解プラスティクはまだ

市場が成熟していないからです。

 

さらに「生分解」といっても、実際には特殊な条件でないと分解

されなかったり、一部しか分解されなかったりすることが多いのも

大きな課題です。

 

それでもいつかは全てのプラスティクバックが自然のなかで分解

されるものに置き換わってほしいと心から願っています。

 

重要なのは、一部の国や地域でおこなわれているような

「法による、分解されないプラスティクバックの禁止」

だと思います。

 

まだまだ長い旅路は始まったばかり、という正直な今のわたしの

感想ですが、未来の世代に、もっと綺麗で自然にあふれた地球を

残したい・・その思いが、わたしの言動力になっているのです。”

                            TABI LABO   ライター 池田明季哉さん     


 

日本でも「アマム」というデザイナーグループが「寒天」を

原料にプラステックに代わる研究をして、国際コンペティション

「LEXUS DESIGN AWARD」2016グランプリを受賞しました。

やはり、ここでも「生分解」です。

世界から注目される分野だということがわかります。

 

 

流票ゴミ

 

海のゴミ問題は世界中で騒がれています。

 

排水溝に捨てられたゴミは川へと流れ込み、最後には海へと

たどり着きます。

 

打ち上げられた動物や海の鳥の胃のなかには、ペットボトル

のキヤップやクラゲと間違えたであろうビニール袋、劣化して

細く砕かれたプラスティクの破片などがお腹のなかに詰まって

死んでしまうそうです。

 

海から流れ着くゴミはビニールやプラスティク、タバコのフィルター

など、石油化学製品なのでこのようなものは、生分解もしないし

土にも還りませんにで、人間が回収シない限り、永久に残りまた

増え続けるのです。

マイクロプラスチック問題 魚が食べられなくなる イラスト素材 ...

 

プラスティクを食べた魚は、プラスティクそのものから出る

有害物質とプラスティク自体が吸着した有害物質があり、

その有害物質が蓄積されたかも知れない魚を食べていることの

可能性もあるのです。

 

わたしは海のすぐそばに、暮らしているのでこのようなことは

痛切に感じます。

できるところから、始めたいと思います。

ありがとうございました。

 

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