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地球は人口爆発に耐えられるのか

投稿日:2019年1月29日 更新日:

 

21世紀末、100億人時代

20世紀に入るまで、沖縄に、特に、その南地域は幾度かの疫病が発生

しました。

 

熱病や風疹、コレラなどでたくさんの人が亡くなってきた歴史があります。

 

また、サンゴ礁からできた島なので、土の栄養分があまり無くその上に

保湿力も無いので、稲作や田畑にむいていません・・・したがって「飢餓」

にも、襲われました。

 

とはいえ、お酒も料理も独特のうまさで疫病と飢餓がなければ、1年を通して

寒暖の差があまりなく、とても過ごしやすいところだと思います。

夏はちょっと暑いですが・・・

 

そんな沖縄のような南の島をモデルに、今の人口増加問題を考えてみたいと

思います。

 

まずは、地球全体が「南の島」になったとして・・・気候もよく過ごし

やすい場所で人間はその数を増やしていきます。

 

また、環境の良さを聞きつけた、よその島から居住してくる人もいました。

しかし、本来 食料が豊富な島ではなく、収容できる人数には限界があります。

そうなったとき、島はどうなっていくのか?

 

未来図の参考になるのが、イギリスの経済学者ロバート・マルサス著 1798年

「人口の原理に関する一論」という人口論文です。

 

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マルサスの人口論と呼ばれる、この考え方は2つの柱から成りたっています。

 

1 人間の存在には食料は必要である

2 人間の情欲は不変である

 

この2つの柱から人口論をこのように組み立てると

 

1 人間が生きていくために必要な食料や衣服などの生活物資が

 ふえる場所で 人口は増加します。

 

2 人口はさかんな性交渉によって、ねずみ算式にふえますが、生活物資は

 生産により、算術級数的(直線的)(稼働した分だけ)にしか増加せず

 そのため、人口はつねに物資の量を超えてふえます。

 この結果、人口に対して物資が足りなくなってきます。

 

3 生活物資が不足してきた人間の集団では、それを修正しようとする

 力が働き、人口増加を抑えようと積極的な(貧困・飢餓・戦争・疫病)

 予防的な(晩婚化・晩産化・非婚化)などでの削除や出生の制限が

 おきます。

 反対に、物資の生産を高めるための努力的な(農耕地拡大・生産の改善

 物流の改善)などもすすみます。

 

4 こうした人の努力の結果、もたらされる新しい状態は、人口や生活物資

 も以前より高い水準で実現されます。

 

人口が増えすぎて、物資が行きどどかなくなったとき、「南の島」は飢餓や

疫病の流行というカタストロフィ(突然の大変動)を繰りかえします。

 

これが、マルサスの人口論の3の段階で、ここをのり越えて、やがて4の

段階で人口が安定してくるというものなのです。

 

「南の島」沖縄のたとえが、地球も同じで、わたしたちホモ・サピエンンスは

戦争・飢餓・疫病といった突然の大変動(カタストロフィ)をのり越えながら

技術革新を繰りかえし、右肩あがりに勢力をのばしてきました。

 

21世紀の末には、種の誕生から20万年の時をかけて、100億人に到達すると

言われています・・・はたしてこれは喜んでも良いことなのでしょうか。

「世界人口の推移」の画像検索結果

 

中国・インドがもたらす危惧

中国のひとりっ子政策は、人口増加抑制だけを考えると「なるほど意味はある」

というものでした。

 

ですが、世論に押されるかたちで2014年に「わく」が外され、13億人を超えた

中国が国策を変えるということは、後の世界に大きなインパクトをあたえることに

なるはずです。

 

そして、10年後には中国の人口を抜くといわれている インド さらに

これからの発展が予想されている アフリカ大陸でも人口がふえ続けています。

 

新しく生まれた人たちが、今の先進国のような暮らしを求めるのは至極 当然の

ことです。

 

しかし結果、資源の価格は跳ね上がり、食料問題・ゴミ問題はたえず、地球環境への

影響もはかり知れません。

 

それでも、2回の世界大戦を経験した人たちが見いだした国際関係は「内政不干渉」

でありますから、他国に「いまは贅沢するな」とはいえません。

 

この先、マルサスの人口論の 3 ~ 4 に向けて、何か具体的な貢献策を

世界全体で考えなくては、と思うのです・・・その1つの可能性に、NASAの

火星居住計画といわれるような、地球外移民という選択です。

 

向かう先は、どの星か、スター・ウォーズのようなスペースコロニーなのか

宇宙に住む場所をつくり、そこで物資を採掘する技術開発は21世以降に

向けて、かかすことのできない研究になると感じます。

 

 

人口増加での水をめぐる争い

水の惑星 今の地球の実態

地球は水の惑星といわれ、宇宙空間での地球の姿は青く綺麗です。

 

でも、見た目に対して、地球上にある水はわずか、全質量の0.02%

しか無く、ただ表面に広く浅く見えているということです。

 

地球上の水の 97.5% は海水で、残りの淡水 2.5%、その淡水 2.5%の

7割が南極とグリーンランドにある氷河などで、残りの3割弱が地下水。

地表水の川や湖になっているのは、地球全体の水からしたら 0.01%

おこぼれ程度のわずかな水資源を分けあっているのです。

「地球上の水の割合」の画像検索結果

 

たとえば、地球上の川や湖の水 20% はシベリアの「バイカル湖」にあり

世界にある大きな湖、トップ5だけで 50% 以上を占めています。

 

水資源はごくわずかで、かたよった場所に存在しています・・・インダスの

源流域では、カミシール地方(カシミア織りで有名)の領土をめぐり

インドとパキスタンが争っていますが、じつは、この争いもインダス川の

汚染されていない源流水をめぐっての紛争だといわれているので、この先

もっと激化が予想されています。

 

       カシミール地方の水源

「カシミール地方 水源」の画像検索結果

 

 

東南アジアで、水による火種?になりそうなのが、メコン川・・・この大河

の流域には6ヶ国が隣接していて、その水資源の配分は、国連主導の

メコン川を調整している、メコン川委員会というものがあります。

 

しかし、チベット高原を源流としている域の中国はメコン川委員会には

入っていなくて、もし、中国が源流域にダムをつくり始めたら、その下の

国々はどう対処するのか?という問題をかかえています。

関連画像

 

日本に住んでいると、まず分からない人がほとんどで、国際河川や

国際湖における水資源の保全・利用・配分などはとても厄介なのです。

 

この先、世界の人口が増えていく間に、海水淡水化が大幅に改善されれば

良いのですが、(海水淡水設備の水道料金は現在の約10倍になる)

このままだと、間違いなく水の争いが世界各地でおこるでしょう。

「海水淡水」の画像検索結果

 

それは、「水の国」だと思われている日本もそのようになります。

 

以前は、飲料水には困らなかった日本は雨の恩恵を受けていましたが、その

雨の降り方が、このところ問題になってきています。

 

日本の降水量 = 年間 平均 1,700ミリ

熱帯雨林アマゾンの降水量 = 年間 平均 1,780ミリ

なのになぜ、日本に水が足りなくなるときが来るのでしょうか?

 

 

雨が降っても地下水がなくなる日本

日本がこれからもずっと水に恵まれた「水の国」でありつづけるかどうか、

疑問視されています。

 

それは、最近は降れば大雨と言うように、雨の降り方が変わってきていて、

特にここ数年は「百年に一度の大雨」が毎年のように、発生していることは

もちろんご存知でしょう。 (ゲリラ豪雨など)

 

降水日は減っているのに、降水量は増えているのが、気象統計を見ると

わかります。

 

 

「年別 降水量 」の画像検索結果

つまり、たまにしか降らないけど「降れば大雨」 これでは表面が豪雨に

叩かれて表土が流出してしまい、畑の大事な土も失います。

 

さらに懸念するのは、豪雨だとせっかく降った雨が土に浸透するまえに

地表を滑るように、川から海へ流れ去ってしまうことになります。

 

ふだんは気にしませんが、じつは、川の水の大部分は、地表に滲み

でてくる地下水がまかなっているのです。

 

その地下水が枯れてしまうと、川も涸(か)れます。

 

地下水を養うのは、しとしと降る 慈雨(じう)で、豪雨では地下に

水が貯まらず、地下水が枯れて、この影響が数十年後までつづきます。

 

それと、森林は「緑のダム」といいますが、せっかくの地下水を根っこで

ストローのように吸いとってしまうので、「ダムとはいい難い」というのかも

知れませんが、森林にはかならず落ち葉があります・・・その落ち葉の層に

保水力があり、豪雨といえども「緩衝作用」があるので地表を直接、叩くこと

はありません。

 

雨は樹幹をつたって地面にたれ、落ち葉を介して地中にゆっくりと浸透します。

 

         これが地下水を養う「緑のダム」の本質です。

「緑のダム」の画像検索結果

         クロアチアの世界遺産

豪雨が年々ふえるている現在、山の森を守ることが日本の水を守りることに

つながるのですが、それも手遅れ、もしくはウォール街の先物商品としての

「水の市場」をつくりたい人たちがいても おかしくないのです。

 

 

 

これから先、人口が100億人に達したとき、進化した人類がいて

ホモ・パックス(平和な人)であってくれれば嬉しいです。

 

でも、実際にはどんな性格の人たちが生き残れるかが、とても疑問です。

 

平和な人・考えようとする人・覚醒した人がみんな死んでしまって、

生き残るのは、そうではない人・考えようとしない人・眠っている人

であるならば、また 次の地球も「やり直し」の惑星になるのでしょう。

 

最後まで読んでいただき ありがとうございました。

 

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