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水の世界市場「水相場」ができる?

投稿日:2017年4月11日 更新日:

 

水の値段

「水の値段」の画像検索結果

「天の恵み」である水が、石油のような商品にかわるという

アイデアは数年前に生まれてたものでした。

 

この新自由主義の政策をする人たちは、経済的にみていままでに

ない、新しい価値観を反映する・・・

「水の世界相場」をつくろうとしています。

 

この人たちによれば、それは、他国に売ることができる豊富な水

をもつ国と、水不足で他国から水を買わなければならない国の

あいだの取引の値段設定としてやくにたつそうです。

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一定量の供給と、水としてのこれからも増大していくであろう

需要のばらんすを価格によって調整するという、いままでにない

考えに同調する専門家が、世界各地にいて、この専門家たちは、

世界銀行の経済部門に属している人たちだそうです。

「水の世界市場」の画像検索結果

 

目的は、はっきりしていて、石油とおなじように、水が金融商品

として、成たつことを広く認めてもらうことです。

「蛇口 紙幣」の画像検索結果

 

世界市場に組みこむことで、さまざまなメリットがあると専門家

は考えており、中でも水の取引をおこなうことで、石油のように

ほぼ公平な分配ができる点がすぐれているといいます。

 

1立方メートル(1000リットル)あたりの水の世界相場を決定

することは、需要と供給を調整することになります・・つまり

うばわれた水資源を手にいれるため、武器をもってとなりの国

に押しかけるよりも、交渉・交易によって問題を解決したほうが

より安全だということのようです。

 

水相場取引のデミリット

一方、水を市場に組みこんで、世界規模の仕組みをつくるという

考えは、多くの点で魅力的にみえますが、状況を深く分析すると

そうともいえないという、事実、移動しない生産物である石油とは

ちがい、水は川の上流から下流へつねに流れていて、それらの水を

日常的につかえる限られた国としか、取引をできない・・

このような状況の場合を想定していない計画に多くの疑問がある

ので、納得のいく答えが必要です。

 

「毎回、毎回、ただ1つ国の売り手と、1つの国の買い手の

あいだで取引がおこなわれるのか」・・と声があがっています。

価格をどう決めるのか、各国がそれぞれの目標を追求するように

なったら、どのようにして市場を調整するのか、豊富に水がある

国と水不足の国とのあいだで緊張が高まったとき、ギャンブル的

動きをどう避けるのか、自分の国の水に対してもっている権利を

どう考えるのか、ほかにもたくさんあるようです。

 

このように複雑で多くの疑問があるため、納得のいく答えはでずらく

「水の世界市場」というテーマにおいては、全員が即 一致する

答えをえることはとうてい不可能であるといいます。

 

石油に世界市場があっても、戦争は防げなかった、それどころか

1973年の中東戦争でわかるように、石油の世界市場化によって

いくつかの産油国の手に価格と量という、政治的武器をもたせる

結果になりました。

 

また、独占的な支配によって、石油は世界中で急激なインフレーション

の決定的な要因となり、いくつかの国では、慢性的で深刻な

貿易赤字を生みだしたのでした。

 

水を世界相場におくことで、わたしたちも同じ危険にさらせれるのでは

ないのかと心配に思えてきます。

 

   民営化になると価格も自由、企業買収も自由

 

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