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大腸は小宇宙であるのお話

投稿日:2017年3月21日 更新日:

 

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地球の重さの3分の1の生物とは

あなたは、この地球上で最も重い生物は何だかご存知ですか?

あの、動物の中で1番大きいクジラ・・ではありません。

 

答えは、あらゆるところに、潜りすんでいる微生物・・「菌」です。

もちろん一個体としては肉眼ではわかりませんから、その重さなど

微々たる 以前のものですが、しかし、地球上にいるすべての

微生物をかき集めたとして、地球の重量の3分の1を占めると

いわれているそうです。

 

それくらい莫大なかずの「菌」が存在していて、言ってみれば

わたしたちの周りは 菌だらけ ということになりますね。

 

こう聞くと、ばい菌 病原菌 を思い浮かべる人も少なからず

いらっしゃることでしょう。

 

殺菌、除菌、抗菌・・といった言葉が世の中にあふれかえっている

ことを考えると、ぞっとする人がいるかも知れません。

 

でも、少し待ってください。

 

この地球上に存在する無数の菌すべてが解明されているわけでは

ありません。

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この地球上に存在する菌は100万種るい以上ですが、人類はその1%

のたった1万種るいしか把握できていないそうです。

 

その中で病原菌と呼ばれるものは、わずか 0.0001%程度であると

いいます。

 

ですので、日常生活におて、除菌、抗菌などといって神経質になる

必要はないのです。

 

むしろ清潔すぎる方が問題であって、あまり清潔すぎる環境で

生活していると、身体に抵抗力がなくなって病原菌に感染しやすく

なったり、免疫調整機能がおいかしくなってアレルギー症状が

発症したりするといいます。

 

事実、日本は世界でも有数の 清潔国 ですが、その分 日本人

は抵抗力が弱く、アレルギー疾患も多いといわれています。

「アレルギー疾患」の画像検索結果

 

しかし、考えれば、わたしたちは古来より 菌の力 の世話になって

いますよね。

 

味噌、漬物、納豆 その他、昔から日本に存在する、これらの

発酵食品は菌の力によるものです。

 

大根、白菜、大豆といった食べものが旨味を増し、長期保存できる

ようになるのは、菌のなせる技。

「発酵食品」の画像検索結果

 

世界に目をやると、ヨーグルトなどの発酵乳もそうですが、最初は

必然ではありますが、、偶然のように、自然界に存在する菌が、

たまたまそこにあった大豆や牛乳に付着して発酵させてしまって、

それを見た人が「腐ってしまったのか」と思いながらも恐る恐る

口にしてみたところ、   !!本来のそれよりも旨味が増している

さわやかな味がする・・・「これはいい!」 ということで、

発酵食品としてこんにちまで受け継がれて来たのでしょう。

 

食品の旨味を増して保存性をたかめる、それが菌の働きによる

のもだということは、今ではよく知られています。

 

なので、自分で意識しているかは別として、わたしたちは、

ごく普通に菌が介在した食品を食べ、菌を体内にとりいれて

いるのです。

 

たとえば、白菜の漬物をつくるとき、わざわざ発酵を促す菌を

付けなくとも漬け上がるのは、白菜にもともと発酵を進める

菌が付いているからだそうです。

 

よく洗ってから食べるから大丈夫。

 

加熱料理したものしか食べないから大丈夫。

 

まあ、そうすることで、菌はいくらかのぞくことができますが、

すべての菌からは逃れられるわけではありません、

 

わたしたちは 菌まみれ であることには変わりはないのです。

 

さて、ここで問題です。

 

わたしたち人間の体重の約2.5Kg分、あるものが占めています。

さて何でしょう。

 

 

鋭い方なら、この文脈からおわかりかと思いますが・・

 

   答えは 微生物 =菌 です。

「常在菌」の画像検索結果

 

人の身体には、皮膚にも、口の中にも、腸の中にも菌がぎっしり

ありまして、これらを「常在菌」と呼び、コレラ菌など病気を

引きおこす菌とは区別されていますが、いずれにしても

「常在菌」をすべてかき集めて重さを量ると2.5Kgにもなると

いわれているのです。

 

わたしたちが菌から逃れられないという意味がお分かりいただけた

でしょう。

 

2.5Kg分の菌のほとんどが大腸にいるといいます。(大腸1.5Kg)

そのうちの 99.99%は「嫌気性細菌」といって、空気を嫌う性質、

酸素があると生育できない菌であるため、研究がなかなか進まかった

そうです。

「嫌気性細菌」の画像検索結果

今から、37~39億年ほどまえ、この地球上に最初の生物・微生物が

誕生し、そのころ地球に酸素はなく、それらすべてが、嫌気性細菌

でしたが、その一部が進化しました。

 

それらが、光合成によって「糖」をつくり、酸素を吐き出すという

特性をもつ生物になったことで、地球上に酸素が増えていったといいます。

 

そこで困ったのは、もとからいった嫌気性細菌で、酸素のある地球表面

では生きていけないため、酸素のない土の奥深くや動物の腸管に逃げ込む

ことで、共存を図り生き残ったということで、わたしたちの腸内にも

たくさんの嫌気性細菌が存在しているのです。

 

大腸はかつては、「食べものカスから大便をつくって溜めておく場所」

としか考えられませんでしたが、実はそうではなく、わたしたちの

健康と寿命をつかさどる大切な器官だということが解明され、21世紀

になってから、にわかに脚光浴びはじめています。

 

腸内環境をととのえることで、がんをはじめさまざまな病気を予防

したり、肌荒れ改善やダイエットなど女性に嬉しい美容効果もあることが

わかってきています。

 

これほどまでに、偉大な力をもつ大腸とはいったい何なのか?

 

それを説明するのに避けて通れないのが「腸内細菌」の存在といわれ、

大腸が「わたしたちの健康と寿命をつかさどる」のは腸内細菌が

いるからこそで、人の身体を小宇宙にたとえるならば、この小宇宙を

コントロールしてるのは、腸内細菌だということです。

 

ある学者は「エイリアン」だ・・ともいっています。

 

大腸という酸素のない暗黒の世界に、21世紀になってようやく

分子生物学という光が差込み、その全貌が見えてきたことで、

腸内に棲む菌をうまくコントロールして腸内環境を整えることで

健康と美容を手に入れる、一生医者いらずの身体になっていくと

いいですね。

「腸内環境を整える」の画像検索結果

 

これから、どんどん研究が進み、解明されることが期待されて

いますので、楽しみにしています。

 

 

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