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スピリチュアル 伝説

双子座の見つけかたとギリシャ神話

投稿日:2017年3月11日 更新日:

「双子座」の画像検索結果

双子座をさがす

冬も終わりのころ、南の空たかく、2個の明るい星を先頭に2列

に星がならぶ姿が目をひきますね・・・これが、双子座です。

「双子座」の画像検索結果

 

2個にうち西側の星カストルは2等星、東側の星ポルックスは

1等星に分類されますが、見た目にはほとんど同じような

明るさに感じると思います。

 

でも、識別できる人は、素晴らし視力の持ち主ですので、ぜひ

挑戦して見てくださいね。

 

星座図の向きに見える時期

10月下旬・・・・・5時

11月下旬・・・・・3時

12月下旬・・・・・1時

 1月下旬・・・・23時

 2月下旬・・・・21時

 3月下旬・・・・19時

 

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解説

シュメール時代に、つくられた最も古い星座のひとつです。

 

古代バビロニアには、ナブー(知恵の神)と マルドック

(バビロンの守護神)の2人の神の姿だと、考えられていて、

トレミーの48星座の1つで。黄道12星座の1つでもあります。

「ナブー(知恵の神)」の画像検索結果

また、ローマ時には、船乗りの神様として崇められていました。

 

2つのならんだ明るい星 カストルポルックス は日本でも昔から

なじみがあり、めがね星、兄弟星、きんぼし、ぎんぼし、と

たくさんの名前が残されれています。

 

双子座ものがたり

英雄カストルとポルックス

カストルとポルックスは大神ゼウスとギリシャ・スパルタの

王妃レダとのあいだに生まれた双子でした。

 

カストルは、暴れ馬を手なずけるのが非常にじょうずで、戦略に

長けていて、いっぽう ポルックスも拳闘のチャンピオンでした。

 

2人そろって、オリンピア競技では数々の優勝をはたし、

さまざまな、冒険に挑み、勇者としてギリシャ全土になまえが

とどろいていました。

 

イアソンが、黄金のお羊の毛皮を求めてコルキスへ大冒険の旅

にでたとき、2人もそろって同行していましたが、途中 彼らの

乗った船が大嵐に遭遇していたのです。

 

オルフェウスがたて琴を弾いて神に祈り、嵐を鎮めましたが、

このとき、カストルとポルックスの頭上に光が輝いて見えた

ことから、2人は、のちに船乗りの守護神と讃えられるように

なったのです。

 

*嵐のとき、船のいちばん高いマストの上で青い炎がチラチラ

燃えているように見えることがあります。

この現象は「セント・エルモの火」と呼ばれるものですが、

これは、双子らの仕業とされ この炎が見えると、すぐに嵐は

おさまるといい伝えられています。

「セント・エルモの火」の画像検索結果

 

彼らにはイーダスとリュンケウスという双子の従兄弟が

いて、イーダスは力が強く、リュンケウスは凄まじい眼力の

持ち主でした。

 

なにしろ 暗い中でも物を見ることができるばかりではなく、

地中に埋もれている宝物さえ見つけることができたといいます。

 

コルキスからもどったカルトスとポルックスは、この従兄弟たちと

争うことになってしまったのです。

 

ことの発端は、2組の双子が牛を捕まえにいったときのことで、

4人は協力して見ごとにたくさんの牛を捕まえましたが、いざ

その牛を分配するときのこと。

 

「1等の牛を4等分し・・1番 速く食べ終わったものが半分・・

    2番目のものが残り半分を手に入れてることにしよう」

 

と、イーダスが提案しました・・ほかの3人も面白がって賛成し、

3人が、さあ 座って食べようとしたとき、イーダスはすでに

自分のぶんを食べ終わっていて、リュンケウスのぶんも手伝って

食べると、カストルとポルックスがまだ食べているうちに牛を

全部 連れて帰ってしまったのです。

 

怒ったカストルとポルックスは、従兄弟の家へと向かいましたが、

2人がやってくるのを見つけたリュンケウスはイーダスに位置を

教えて槍を投げさせました。

 

槍は見ごとに、カストルの身体をつらぬき、カルトスの死に茫然と

するポルックス。

 

大地に埋めてやり、その上に墓石として1つ、石をおきました。

そのあいだに、イーダスとリュンケウスはポルックスの近くまで

やってきていました。

 

イーダスはその墓石を引き抜いて殴りかかりますが、ポルックスは

その避けざまに リュンケウスを槍でつらぬき、倒しました。

 

それを見て、突然怖くなったか・・イーダスは逃げだしました。

 

そのとき、はじめて戦いに気がついたゼウス神は、逃げるイーダスに

雷(いかずち)を投げつけて、処刑してしまいました。

「父神ゼウス いかずち」の画像検索結果

 

ポルックスはカルトスの死を悲しみ、自らカルトスのもとへ

行こうとしましたが、運命があったのです。

 

カルトスが、母の血を濃く受け継いでいたのに対して、

ポルックスは、父の血を濃く受け継ぎ、永遠の命をもって

いたのです。

 

ポルックスはどうやっても死ぬことができませんでした。

「  リュンケウス 神話」の画像検索結果

 

「父神ゼウスよ・・最愛の兄弟を失っては生きていく力が

ありません・・私もカルトスのところへ行かせてください

   それができなければ、もう一度カルトスを

生き返らせてください・・そのためなら、私の命を捧げます」

 

悲痛な祈りを聞きとどけた父神ゼウスはポルックスの心に

打たれ、そして、世の中の兄弟姉妹のすべてが2人を手本と

し、仲良くするようにと、2人を星座にしたのだそうです。

 

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