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くすりになる食材 野菜たち

投稿日:2017年5月5日 更新日:

身近な胃腸の助っと

大根(ダイコン)

 効能 

胃もたれ・胸やけ・冷え性・発熱・喉の痛み・鼻詰り・頭痛

二日酔い・便秘・筋肉痛

アブラナ科  旬 9月~2月

 

「大根 イラスト」の画像検索結果

「自然の消毒薬」ともいわれる大根は、わたしたちの胃腸を守って

くれる野菜です。

 

その薬効をしった先祖は、餅に大根おろしをあえた「からみ餅」や

刺し身にいろを添える「ツマ」など、日本独自の食文化を生み出して

きました。

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大根にふくまれるジアスターゼ消化酵素は、デンプンの消化をたすけ

食べ過ぎでの胃もたれや胸やけを予防改善してくれます。

 

また、大根の辛み成分は胃液の分泌をたかめ、抗菌作用や抗酸化作用

も抜群です・・・演技がへたで当たり役のない役者をあらわすとき

「だいこん役者」といいますね、これはいくら食べても「だいこん」は

「あたらない」から生まれた言葉なのです。

 

へたでも味はあるという思いやりのある逸話といえますね。

 

大根が日本に伝わったのは奈良時代で、「日本書紀」には「おおね」という

名前で登場し、「ダイコン」と呼ばれるようになったのは室町時代・・

江戸時代にはいり品種改良でいまのような野菜になりました。

七草粥 | 無料イラスト素材|素材ラボ

 

春の七草の「すずしろ」は大根の別名で1月7日に食べる「七草粥」は

正月のごちそうつづきの胃腸をいたわる滋養食で、これも大根の効能を

活かした習わしということです。

 

普段、わたしたちが食しているところは根ですね、ビタミンCがおおく

酵素や栄養成分をこわさない大根おろしが最高です・・が時間をおくと

酸化してしまうので(成分劣化)してしまうので、おろしたてを食べる

ようにしてください。

 

また、葉の部分も大切にしたいものです・・その栄養価は緑黄色野菜の

代表ともいえるホウレン草や小松菜とおなじなのです。

 

ぜひとも、葉つきのまま手にいれて、味噌汁や炒め物に活用しましょう。

 

さらに、大根の葉をカラカラに干した干葉(ひば)はむかしから冷え性

に悩む女性が親しんできたもので、干葉にふくまれるミネラルや

硫化イオンが豊富にとけだしたお湯は、まさに温泉そのものです。

 

自宅で湯治をたのしめる、魔法の入浴剤といえるでしょう。

 

 薬効をあやかる 

⚫ 大根干葉湯・・・・冷え性

  作り方

   大根の葉を根元からきり、吊るして1週間 陰干しにする

   乾燥した①(20g)を細かくきざみ、水(3リットル)で

    20分間 煎じる

   ②をこしたものを浴槽にいれて完成

 

⚫ 大根おろし湯・・・発熱

  作り方

   大根おろし(50ml)をマグカップにいれておく

   ショウガのすりろし(小さじ1)、醤油(大さじ1~2)

    を①にいれ混ぜる

   熱い番茶(180ml)を②に注いで完成

 

⚫ 大根飴・・・・・喉の痛み・咳

  作り方

  ❶ 大根(150g)を1cm角に切る

  ❷ ビンの密閉容器に①をいれ、ひたひたになるまで

    ハチミツを注ぐ

      ❸ たまにかき混ぜて、半日ほどして、大根の水分が

    でてきたら完成・・1回につき大さじ1が適度

 

⚫ 大根おろしの鼻の湿布・・・鼻づまり

   方法

   大根おろしを小皿一杯つくりそれの絞り汁を脱脂綿などに

   たっぷりと浸し、5分~10分ほど鼻穴へいれると楽になる

 

⚫ 大根おろしの絞り汁の湿布・・・・頭痛

   同上をこめかみに塗る  

 

 大根 柿なます・・・・二日酔い

  作り方

  ❶ 大根(200g)を千切りし、塩で揉んで水気をとる

   柿(中1個)を大根と同じおおきさに千切りする

   ボウルに酢(大さじ2)、砂糖(できれば黒糖)小さじ3

    塩(少々)をいれよく混ぜる

  ❹ ③に①と②をいれ、味をなじませる

 

⚫ 大根葉の青汁・・・便秘

  作り方 

   大根の葉(20g)をみじん切りにしてミキサーにかける

  ❷ 大根の葉ペーストをガーゼでこす

  ❸ ②を同じ量のフルーツジュースで割ると完成(お好みで)

 

⚫ タマネギと大根とショウガの湿布・・・筋肉痛

   作り方

    タマネギ(50g)をすりおろす

   ❷ 大根(50g)とショウガ(1片)は皮ごとすりおろし

     ①と混ぜる

   ❸ ②をガーゼにのせ、患部に貼りつける・・乾いたら交換

 

 

緑は予防 白は治療

長葱(ながねぎ)

 効能 

風邪・解熱・鎮痛・発汗・消炎・疲労・肩こり・冷え性・しもやけ

免疫強化・のどの痛み・鼻づまり・花粉症・関節痛

ヒガンバナ科  旬 10月~2月

「長ネギ イラスト」の画像検索結果

 

大根が「自然の消化薬」ならば、さながら長ネギは「自然の風邪薬」

熱がでたらきざんだ長ネギたっぷりの味噌汁をいただく、のどの痛み

には長ネギを首に巻くなど、風邪の症状にまつわる暮らしの知恵は

誰しも1度は経験したことがあるでしょう。

 

長ネギが風邪に効く秘密は、ツンと鼻にくる独特の匂いあります。

 

白い部分にしかないアリシンという成分が、解熱作用や鎮痛作用に

すぐれているうえ、身体をあたためて発汗をうながしてくれる働き

があるのです。

 

*アリシンは細かくきざむことによって発生する

また、アリシンは疲労回復にも役立ちます・・なぜなら、炭水化物を

体内でエネルギーにかえるのにかかせない栄養素であるビタミンB1と

むすびつき、吸収をたかめてくれるから、江戸っ子が愛した「ねぎま鍋」

や「鴨南蛮」は長ネギの疲労回復に理にかなった料理なのです。

 

アリシンは長ネギの白い部分に多くふくまれていますが、緑の部分には

免疫力をたかめてくれるビタミンCやβカロチンがたっぷりと詰まっていて

風邪の予防には緑、ひいてしまったら白 と長ネギは、部位によって

それぞれの力で人の身体を守ってくれるのです。

 

 薬効をあやかる 

 長ネギ湿布・・・・のどの痛み

  きざんだ長ネギをガーゼにくるみ首にあてる

 

 長ネギの鼻の湿布・・・・鼻づまり

  きざみネギのアリシンが鼻の炎症を鎮め、呼吸が楽になる

 

 ネギ味噌湯・・・花粉症

  長ネギの白い部分がはいった味噌汁は、花粉症状をやわらげる

  作り方

  ❶ 白いネギ(3cm)をみじん切りにする

  ❷ ショウガ(1片)をすりおろし、絞り汁をつくる

  ❸ おおきめの湯呑みや味噌汁わんに①と②、味噌(小さじ1)

    砂糖(少々)をいれ熱湯200mlを注ぎよく混ぜる

 

 長ネギの煮汁・・・しもやけ

  患部の血行を促進してくれる特効薬

  5分間 ネギを煮たものを揉み込む

 

⚫ 長ネギ湯・・・関節痛

  浴槽に長ネギの煎じ汁と塩をいれて入浴すると、関節の痛みがやわらぐ

 

 

いっきに 国民的野菜

玉葱(たまねぎ)

 効能 

疲労・血行促進・筋肉痛・イライラ・不眠・ 白髪?

ヒガンバナ科  旬 4月~5月

関連画像

1年を通して手にはいる便利さと、お財布にやさしい価格で、日本の

食卓にもかかせない野菜のひとつであるタマネギですが、日本に

はいってきたのは明治時代というから驚きです。

 

はじめはなかなか馴染めずにいたのですが、コレラの薬になるという

噂によって爆発的に普及したそうです。

 

じつは、タマネギにコレラ菌を抑制する力はないそうです・・・

その薬効を語るうえで外せないのは、ねぎ臭のもとである硫化アリル

で、硫化アリルは「疲労回復ビタミン」ともよばれるビタミンB1の

吸収をたかめ、疲れをとるだけではなく、血行の流れもよくしてくれる

ので、筋肉のこわばりも改善してくれます。

 

古代エジプトで、ピラミッド建設にたずさわっていた人々が、英気を

養うために大量にタマネギを食べていたと伝えられています。

 

また、タマネギの匂いはイライラの改善や不眠にも効くとされ、

リラックス効果を生む先人の知恵が国をとわず伝えられています。

 

 薬効をあやかる 

 タマネギと大根とショウガの湿布・・・筋肉痛

   作り方

    タマネギ(50g)をすりおろす

   ❷ 大根(50g)とショウガ(1片)は皮ごとすりおろし

     ①と混ぜる

   ❸ ②をガーゼにのせ、患部に貼りつける・・乾いたら交換

 

 タマネギの薄皮の煎じ汁・・・・イライラ

  薄皮に心を落ち着かせる成分がある

  作り方

   タマネギを使ったら捨てずにとっておく

  ❷ 一握りほどの薄皮を鍋に水(1リットル)といっしょにいれる

    水量が半分になるまで煮つめる

  ❸ ②をこし、就寝前に100mlを目安に飲む

    苦味が強いため、ハチミツを入れるか薄めてもよい

 

 タマネギスライス・・・・不眠に効く

 

 酢タマネギ・・・・白髪?

  作り方

   タマネギ(1個)をできるかぎり薄くスライスする

   ①とハチミツ(大さじ3)、黒酢(150ml)を密閉容器

    にいれ全体をなじませる

   冷蔵庫で4~5日 漬けこんで完成・・2週間で食べきる

 

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天下統一をささえた立役しゃ

大蒜(にんにく)

 効能 

疲労・風邪・冷え性・抗菌・虫さされ・滋養強壮・不眠

更年期障害

ヒガンバナ科  旬 6月~8月

「にんにく イラスト」の画像検索結果

数ある薬草や野菜のなかでも、疲労回復の特効薬として抜群の知名度

と実力を誇ります。

 

好きな人にはたまらない匂いは、長ネギにもある、アリシン成分に

よるもので、アリシンは体内でビタミンB1と結びつくと、アリチアミン

という物質に変化し、アリチアミンはビタミン剤にも配合されています。

 

疲れを取りのぞき、体力を回復させる働きにすぐれていて、ニンニクは

世界中の人々がむかしから頼りにしてきた生薬なのです。

 

ほかにもアリシンには、血行をよくする働きがあり、冷え性が改善されます。

さらに、加熱するとアジョエンという成分にかわり、これは殺菌力が高く

コレラ菌に対しても有効であると証明されています。

 

虫刺されに焦がしたニンニクをつけるという暮らしの知恵も、こうした

薬効を伝えるものです。

 

ニンニクは強壮剤、精力剤としてもつかわれてきた歴史ももっています。

これは、スコルジニンという成分の、疲労回復し、生殖機能をたかめて

くれる働きによるものです。

 

むかし、豊臣秀吉公は若いころ、戦場で首からニンニクをぶらさげ

ここぞというところで、味方の兵にもこれを与え、さげたニンニクを

かじりながら戦ったそうです。

天下統一をはたした原動力のひとつとしての、ニンニクの記録があります。

 

薬効の力強さがたよりになるニンニクですが、胃腸への刺激が強いため

食べすぎは禁物です・・・生で食べると舌をやけどするほどです。

 

 薬効をあやかる 

⚫ ハチミツ漬け・・・・疲労

  ハチミツに漬ければ匂いは弱くなる・・皮をむいたニンニクを

  ハチミツに漬け、冷蔵庫で1ヶ月ほど保存すれば食べごろ

  ニンニクはきざんで薬味や料理の味つけにつかい、ハチミツは

  お湯で割って飲むことができる

 

⚫ ニンニクの味噌玉・・・風邪

  作り方

  ❶ ニンニク1片を薄皮をむき、オーブントースターや

    フライパンなどで軽く焼く

  ❷ ①をすりおろし、味噌(小さじ1)と混ぜ合わせ、丸く

    まとめる

  ❸ ②をオーブントースターなどでさらに焼き、軽く焦げ目が

    ついたら湯呑みにいれて、180mlの熱湯を注ぎ 完成

 

⚫ ニンニク酒・・・・不眠

   作り方

   ❶ ニンニク(300g)をホワイトリカー35度(1リットル)に

    いれ広口ビンで3ヶ月 冷暗所で保存する

 

 ニンニクショウガ酒・・・更年期障害

   作り方

   ❶ ニンニク(50g)をみじん切り

    おろしショウガ(50g)と①、氷砂糖(300g)を

    ホワイトリカー35度(1.8リットル)いれ 広口ビンで

    2ヶ月 冷暗所で保存する

 

 

日本だけの健康野菜

牛蒡(ごぼう)

 効能 

消炎・抗菌・せき・口内炎・歯槽膿漏・湿疹・糖尿病

 かゆみ・生理不順

キク科  旬  一年通し

関連画像

縄文時代に薬としてあったとされるゴボウは、日本だけで食べ

られている野菜です。

 

むかしは今よりも かなり細めでしたが、改良をかさねて現在の

ような太さになりました。

 

しかし、無肥料・無農薬で栽培したゴボウは今でも細めですので

肥料があるか ないか のものなのかも知れません。

「細い ごぼう 」の画像検索結果

 

ゴボウは、水にさらすとすぐに赤茶の色がでますが、タンニンや

クロロゲン酸といった しぶみ成分が溶けだしたためで、これらは

抗菌作用・消炎作用にすぐれています。

 

そのため、古くからゴボウを咳止めの妙薬とし、口内炎や歯茎の腫れ

湿疹などの肌の不調にもつかい、かつては「盲腸もゴボウの絞り汁を

飲めば治る」といわれるほどの信頼があったと思われます。

 

栄養学が発達したいま、これまでに明らかにされてこなかったゴボウ

の力に注目があつまっていて、食物繊維のイヌリンが血糖値の上昇を

おさえ、悪玉のなかでもよけいなコレストロールを体外へだしてくれる

ことがわかったのです。

 

21世紀の現代においても、日本人の健康を支えるゴボウの底力に

期待をかんじずにはいられません。

 

 薬効をあやかる 

⚫ ゴボウの絞り汁・・・せき

  皮をとったゴボウ(5cm)をすりおろし しぼり汁を飲む

 

⚫ ゴボウの茹で汁・・・湿疹・かゆみ

  ゴボウ(100g)を水(200ml)で湯がいた茹で汁で洗う

 

 ゴボウ酒・・・・生理不順

  細かくきざんだゴボウ(2/1)本分をガーゼにくるみ日本酒に

  漬けこみ 1週間で完成

 

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添え物でも 薬効は主役クラス

紫蘇(シソ)

 効能 

抗菌・下痢・食欲増進・免疫力アップ・老化防止・

切り傷・擦り傷・イライラ

シソ科  旬 赤シソ6月~7月  青シソ7月~9月

大葉としそのイラスト - 香る和風ハーブの無料素材 - チコデザ

 

 シソは種類が多く、やはり わたしたちになじみが深いのは

大葉とよばれる青ジソと梅干しなどにつかう赤ジソのふたつです。

 

 シソの特徴ともいえる強い香りはペリルアルデヒドという成分に

よるもので、抗菌性にすぐれています。

 

かつては醤油の防腐剤としてシソをつかっていました。

 

その効果で、刺し身に葉や穂ジソをそえるのも、食中毒を防ぐための

ものです。

関連画像

 

 さらにペリルアルデヒドには胃液の分泌を活発にし、食欲をます

働きもあり、栄養素をみても 青じそは免疫力をアップするβカロチン

がたいへん多く、緑黄色野菜のなかでもカルシウムや鉄分も豊富で

トップクラスです。

 

 いっぽう、赤じその赤色色素であるシソニンは、老化を予防してくれる

抗酸化作用にすぐれていて、単なる薬味やそえものではありません。

 

主役クラスの薬効がシソには、秘められているのです。

 

 薬効をあやかる 

⚫ シソの煎じ汁・・・下痢

  200mlの水で3~5gの葉や花穂を煎じ、湯量が半分

  になったら下痢止めの完成

 

⚫ シソの葉の青汁・・・切り傷・擦り傷

  数枚のシソの葉を強くもみ でてきた汁を傷口に直接

 

⚫ 青ジソ茶・・・イライラ

  作り方

   青ジソ(3枚)よく洗い、粗くきざむ

  ❷ 湯呑みに①と塩(少々)をいれ、熱湯(180ml)を注ぐ

  ❸ ふたをして2分ほど蒸らし、香りがたったら完成

    ゆっくりといただき香りを味わうのが効果がある

 

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