マレーシアでホットドックを売っている屋台 AFP
マレーシアでホットドックなど「犬」を意味している単語を
使っている食品の商品名を変更する方針をかかげました。
なぜかというと、マレーシアではイスラム教圏で人口の多くを
イスラム教徒で占めていて、もともと「犬」＝「不浄」（不潔）と
する教えがあります。
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ホットドックなどに含まれる犬という名詞の改名を命じたのは、
食品添加物などのチェックを管理しているイスラム開発局
（JAKIM)です。
改名しなければ、イスラム教の戒律に適合する食品である
ことを証明する「ラハール認証」を剥奪されるおそれもあるそうです。
イスラム教徒の人たちが日本へ観光の際もどこどこの有名旅館で
食事の素材チェックを受けてたいへん気を使うとの報道が
あったように、とても重要な戒律なのです。
ハラールとは
食べ物のハラールとハラームに関して、イスラーム法では、
①「神が創造したものは、特に禁止されたものを除いて、
すべてハラール（合法）」 ②「ハラーム（非合法）とするのは
神だけがもつ権利である」という原則がある。その上で、
聖典クルアーンの中で、「豚肉」「血液」「規定された方法以外で
処理された肉」「酒類（酔わせるもの）」は、
明確にハラームとして禁じられている。 引用
ここで疑問ですが、そもそもホットドックのソーセージは豚肉、
イスラム教徒は食べられないのにも関わらず「ハラーム」認証を
受けられない、とはどういうことでしょうか・・・？
たとえば、ホットキャットに改名したら豚肉ソーセージでも
認証できるのか、
それとも、そのホットドックの中身は鶏肉か大豆ソーセージ？
謎です。
では、鶏のソーセージだとして、なぜ犬を消さなければ
ならないのか、というとイスラム教の「ハディース」という
ムハンマド（教開祖）が日常のことで悟りをまとめた第２聖典と
されているものの中に「犬の唾液は不浄とされ身体についたら
７回洗いなさい」・・と指示されているそうです。
イランでは犬を飼ったら７４回のムチ打ちになると
いわれていますが、本当かどうかはわかりません。
一部、グローバル化によって富裕層が住む地区では、
イスラム教であっても、室内で犬を飼う家庭もあるとのことで、
ただ、公共の場で犬の散歩をさせている飼い主がいた場合、
警官が呼び止め警告や犬の没収は起きているようです。
これを調べていて思い出したのですが、近くの公園に
イスラム教徒親子、母親と幼児２人（最近、難民・移民の
古い団地などを利用した、日本側の受け入れもあって）
を見かけいて、黒のストールだからイスラムの人、とだけは
認識していました。
ある日
わたしが飼っている犬（小型）を散歩させにその公園に
いったところ、ちょうどその親子に出くわして、
他の人とは会話ができないまでも、ニコニコしていたのに
犬を連れた私が接近すると、はんぱなく逃げるので
訳がわからず、大変へこんだことがありました。
そのときは、そのような戒律があるとも知りませんでしたから
あの親子に良い印象はまてませんでした。
ですので、
ほかの国の文化を知らないということと、または理解しようと
努めなければ
争いの元にもなるのだなぁ と今わかりました。
これもISDS条項 絡みでなければよいのですが・・・
こちらに説明していますので、御覧ください。
PS 猫はOKにゃー
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