
天秤座・さそり座をさがす
さそり座は夏の代表的な星座です。
南の地平線近く、赤く輝く1等星アンタレスを中心に、星々が
Sの字形に連なり、たいへん分かりやすい姿をしています。
さそり座の頭のうえ西側、6個の星がそれぞれ、逆くの字型に
連なっているのが、天秤座です。

星座図の向きに見える時期
★ 3月上旬・・・・・5時
★ 4月上旬・・・・・3時
★ 5月上旬・・・・・1時
★ 6月上旬・・・・23時
★ 7月中旬・・・・21時
★ 8月中旬・・・・19時
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解説
天秤座は黄道12星座の1つです。
ローマ時代のユリウス・カサエルのころに誕生した星座で、
それ以前は、さそり座の一部でした。
さそり座は、古くから存在する星座で、シュメール時代に誕生
した星座の1つで、黄道12星座の1つでもあります。
1等星のアンタレスの真っ赤な色は昔から注目を集め、
アンタレスとは 赤い色の惑星 =「火星に対抗するもの」
の意味をもち、中国では、「大火」 日本では、「酒酔い星」
など呼ばれていたそうです。
天秤座ものがたり
正義と悪をジャッジする女神

ローマ神話によると、正義の女神アストレイアのもつ天秤の
形で、彼女は死者の魂をこの天秤ではかり、悪い者は地獄に
送られたといいます。
ところで、人類には5つの時代があったとされます。
最初の黄金時代、人間は宇宙にあるエネルギーから
生まれたとされます。
神々と人間は大地の上でいっしょに暮らし、神々が喧嘩を
したときには、人間が仲裁をし、幼い神は人間が育てることも
あっそうです。
世界のすみずみまでが平和に満ち、アストレイア女神の天秤は
いつも正義に傾いていたのでしたが、やがて、黄金時代の人々が
死に絶えると、こんどは、神が遺伝子を換えて人間をつくりました。
これが、銀の時代といわれ、創った神の性格がうつしだされ
この時代の人々は争いが好きで、強い者が弱い者をイジメていたので
神々はこの人間に愛想をつかして オリンポスへと去っていきました。
それでも人間は、人殺しだけは決して行なわなかったので、
アストレイア女神だけは人間を見捨てず 地上にとどまって、人間を
正義にみちびこうと努力しましたが、やがて、彼らは ゼウス神に
滅ぼされ 銀の時代は終わりを告げました。
つぎの時代の人々は「とねりこ」ユグドラシルの木々から生まれ
落ちたとされ、これが銅の時代です。
人々は戦争をはじめ、親子兄弟さえも殺しあうようになり、そして
彼らは、死に絶えてしまいました。
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つづく 英雄時代 相変わらず悪がはびこってはいたものの
神々を父とし人間を葉はとした正義の英雄たちがあらわれて、
アストレイア女神も少し気をとりなおしました。
しかし、鉄の時代になると、人々は堕落し、残忍で嘘をつき
好戦的で、さすがのアストレイア女神もとうとう、ついに
天 高く去って星座になってしまったと伝わります。

オリオンを刺したサソリ
オリオンは海の神ポセイドンの息子です。
なぜか、オリオンについては、数多くの伝説が残っていて
人気があったのか、何かなのでしょうか。
オリオンは、巨人のように背が高く、美しい男性で、とても
腕のたつ狩り人でした。
ある日 仲間たちと 散々 酒を呑んで酔っぱらい、みななに
おだてられ、上機嫌になったオリオンは、つい
「天下にこの俺ほど腕のいい猟師はいないさ・・・いくら逃げ足の
速い鹿でも俺にかかったら亀みたいなものだ・・熊やライオンも
怖くない・・俺から見たら赤ん坊のようなのもだ」
と、自慢しました。
それを聞いていた神々は、思い上がったオリオンに激しく怒って
とくに、大地の女神ガイアは・・
「毎日、獲物が捕れるのは、わたしが与えているからだ
それなのに、何という思い上がりだ」
と、1匹のサソリを呼んで毒針で刺すよう、命令しました。
サソリは密かにオリオンに忍びよると、その猛毒の針を突き刺し、
さすがのオリオンもサソリの毒にはかないません、ばったり倒れると
息絶えてしまいました。
この手柄のさまを、女神ガイアはサソリを星座にし、オリオンも星座と
なりましたが、さそり座が空に昇ってくると、オリオン座は地平線の
下へ隠れ、さそり座が空から姿を消さないとオリオン座は空には
現れません。
それにはこのような いきさつがあるからだといわれています。
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